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こんな学校があったんだ!

こんな学校があったんだ! 2022-2023
監修:新しい学校の会

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通信制高校生たちが考え感じる震災

新しい学校の会が
「通信制高校生たちが
考え、感じる震災」
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プレスリリース

新しい学校の会 7周年記念イベントを開催

市町村とともに取り組む「地域&民間学校」のこれからを展望する
特区学校関係者など約100名が参加
 
 
 新しい学校の会は11月12日、東京・永田町の衆議院第二議員会館で創立7周年記念イベント『市町村とともに取り組む「地域&民間立学校」のこれからを展望する』を開催しました。
 会場には、教育特区により設立された学校などをはじめとした教育関係者、国会議員、報道関係者など約100名が集まりました。

基調報告で学校生活の良さが発表される

 前半の基調報告では、学校設置会社により設立された通信制高校の在校生、卒業生、生徒保護者がそれらの学校で良かった点や自分に合っていた点などを発表しました。

 日々輝学園高校の卒業生で現在は大学に通う女子学生は、中学のときに部活の人間関係が原因で保健室登校を繰り返していました。しかし、同校に通うようになると先生も優しく、自分のペースで過ごさせてくれることに安心して毎日学校に通うのが楽しくなったそうです。今は大学生活を満喫しており、楽しく過ごせているのは高校のおかげと話してくれました。

 また、東京国際学園高等部の生徒保護者は、息子さんが人間関係からくるストレスで体が動かなくなり、元々通っていた学校を退学することが決まり、辛い気持ちで過ごしていましたが東京国際に転校することで救われたと話してくれました。
 元の学校を退学するとき「悪いことはなにもしてないのに、なぜ退学にならなくてはいけないのか…」ととても悔しい思いをしたそうです。息子さんも「このまま中卒だったらどうしよう」と不安を抱えて過ごしていましたが、東京国際学園高等部に出会い、きちんと対処してくれる先生方やクラスの雰囲気の良さのおかげで転校してからは学校行事に全て参加できるようになったそうです。


「スクーリングは地域を愛する心を育てる」(パネルディスカッション)

 後半は有識者や新しい学校の会理事によるパネルディスカッションが行われました。参加したパネラーは兵庫県養父の広瀬栄市長、チャイルドライン支援センターの清川輝基代表理事、学びリンク総合研究所の森薫所長、新しい学校の会の荒井裕司副理事長。司会は、新しい学校の会日野理事長が務めました。

 広瀬市長は「スクーリングが子どもたちの地域を愛する心を育てる絶好の機会になっている」とスクーリングが地域と子どもたちの結びつきになっていると話しました。

 清川代表理事は「さくら国際高校には上田市の地域の方々が就学金を出してくれる「さくら育英会」がある。そういうことを地域が率先してやってくれるほど結びつきが強い。また認可する側と認可された学校の人間か気軽に顔を合わせて、交流できる雰囲気をもっているのは素晴らしいことだ」と話しました。

 また森所長は「不登校やいじめが増加したのは真面目で一生懸命な子どもたちが自分の居場所がないと感じ、日本の学校環境が過ごしにくいと発信していることだ」と訴え、荒井副理事長は「子どもにとって教室が子どもたちにとって恐怖の場所ではあってはならない。対処療法ではなくこれからは根本的な原因を解決するように務めなくては」と話しました。

 全体として、特区の学校は進学率が低いなどの課題はあるものの、不登校の子どもたちを20年後、30年後には社会のために働き、国力につながる人間に育てることができる21世紀型の未来の学校であるとして閉会しました。

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