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こんな学校があったんだ!

こんな学校があったんだ! 2022-2023
監修:新しい学校の会

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通信制高校生たちが考え感じる震災

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プレスリリース

【開催レポート】新しい学校の会 2022年3月18日(金)
令和三年度教育シンポジウム
「いわゆるひきこもりの社会参画と通信制高校の果たす役割を探る」
 

3月18日(金)、オンラインにて新しい学校の会(桃井隆良理事長、略称:新学会)令和三年度教育シンポジウムが開催されました。

開会挨拶では、竹下淳司理事がシンポジウムの内容に触れながら、「シンポジウムの貴重な時間の中で不登校やひきこもりに対する自身の思いを深めていきたいと思います」と述べました。

そして、山口教雄事務局長による「通信制高校卒業生アンケート調査結果報告」では、同会加盟通信制高校13校による、通信制高校卒業生の進路状況をアンケート調査(調査期間:2021年12月1日〜22年2月14日)した結果が報告されました。複数校による本格的な卒業後進路調査は初の試みです。卒業時の状況を「進学(留学含む)」「就職」「進路未定」の3分類とし、卒業後2年後、7年後の現在までをたどった結果を分析。約1,600人の回答から、卒業生の実状を俯瞰できたことで、各校で調査を継続して実施する必要性についても話されました。

次に、荒井裕司副理事長よりされた来賓の下村博文衆議院議員が挨拶を述べられました。教育特区制度を制定した経緯から話され、NHKで放送されたドラマ「こもりびと」について触れながら、ひきこもりの問題について考えを述べられました。また、ひきこもりは日本社会としての問題だとし、政治で光をあてる必要性についても話されました。
基調講演では、KHJ 全国ひきこもり親の会理事であり、ジャーナリストでもある池上正樹氏が講演を行いました。「ひきこもりの人たちの思いと現実―25年の取材活動を通して見えるもの―」と題し、活動や取材を通して感じたひきこもりの実態や原因を、独自の視点から話されました。また、社会がひきこもりの受け皿を作らなければならないとし、もう一度社会に出られる環境や職場の必要性についても述べられました。
次の加盟校紹介では、鈴木康弘理事が加盟校16校を紹介。うち9校の代表の先生方が自校やグループ校の特徴などを述べ、挨拶をしました。

続くパネルディスカッションでは、パネリストに荒井副理事長、池上氏、厚生労働省社会・援護局地域福祉課課長補佐の安西慶高氏、文部科学省初等中等局児童生徒課長の江口有隣氏、一般社団法人ひきこもりUX会議の林恭子代表理事を迎え、「ひきこもりの現状から解決の糸口を探る」をテーマに議論を行いました。ディスカッションでは、通信制高校卒業生1,600人のアンケート結果を参考にしながら議論が始まり、引きこもりと不登校の問題を絡めながら民間だけではなく、国からの支援の必要性についても話されました。また、ひきこもりに対する活動や支援の実態について、パネリストがそれぞれの立場から述べました。
パネルディスカッションの後には、一色真司副理事長、反町雄彦理事、大森伸一代表より講評が行われました。

会の最後には、日野公三理事より閉会挨拶がなされ、「会員校にとって共通の課題であるひきこもりに対して大きな一歩を踏み出すことができたと思います」と述べました。



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